サブローゲーション

サブローゲーション(subrogation) とは、損害補償者に与えられている権利で、債権者が損害賠償としてその債権の目的たるものまたは権利の価額の全部を受け取ったときには、債務者がその物または権利を債権者に代わって取得するということ。日本では民法422条、商法661条、662条に定められている。

この規定は損害保険にも認容され、保険者が被保険者へ保険金を支払った場合に、被保険者が保険の目的のうえに有する権利と第三者に対して有する権利が、保険者に移転すること(保険者の代位)が損害保険約款に定められている。

このとき一定の条件下で保険者が代位の権利を放棄するとの条項をあらかじめ保険約款に記載することがあり、これをサブローゲーションの否定条項とよぶ。なお、サブローゲーションのうち保険者の代位は損害保険にだけ生ずるもので、生命保険については適用されない。