コアバンク

コアバンク(core bank)とは、銀行の機能を決済機能と金融仲介機能に分けて考えたとき、後者のリスクから決済システムの安定性を守るために、理論上決済機能のみを提供する銀行。ナローバンクともよばれる。

決済性預金のみが提供される一方で、その見合い資産は、リスクのない中央銀行準備預金や国債等に限定されるべきだとされる。したがって貸出や投資は別の金融機関で、貯蓄性預金を原資に行うことが前提となっている。

コアバンクの預金は定義上安全資産で担保されており、国債の価格変動リスクなどは残るものの全額保護されるが、貸出などリスク資産を保有する金融機関の預金は原則として保護されない。

コアバンク論は、預金保険制度の負担の軽減などが目的となって開始されたが、実現への構想は具体化していない。コアバンク論へは、貸出と決済性預金を切り離すことで銀行の信用創造機能を喪失させるという批判がある。