クリアリングバンク

クリアリングバンク(clearing bank)とは、英国の商業銀行でロンドン手形交換所の加盟行の範囲が1975年に拡大される以前から加盟していた、バークレーズ、ナショナルウェストミンスター、 ミッドランド、 ロイズTSBの4大銀行を指す。伝統的に手形交換業務を行ってきた点に着目して呼称されたものである。当座預金の受入と小切手等の支払手段の提供で英国の支払決済システムの中核となっており、短期金融業務を中心としてきた。

1986年のビッグバンや、外国銀行の進出や住宅金融組合の伸長を背景に積極的な業務多様化をめざして、中長期金融、住宅金融、証券業務などにも進出していった。しかし、90年代半ば以降、収益力の向上を目的として競争の激しい証券業務等から撤退のうえ、国内のリテール銀行業務へ回帰しつつある。