オーバーシューティングモデル

オーバーシューティングモデル(over shooting model)とは、変動相場制下におけるオーバーシューティングモデルは、為替レートの「目標着弾点」を誤って行き過ぎてしまうことを説明するモデルである。変動相場制下における為替レートの予想外の大幅な変動を説明するキーワードとして国際経済学者に愛用されている。


「目標着弾点」の解釈は経済学者によって異なる。

1つの解釈は、購買力平価説を背景とし、2国のインフレ格差に見合った為替レートの動きを目標着弾点とする。

もう1つの有力な解釈は経済システムに外的ショックが加わったとき、為替レートが最終的に行き着く長期均衡を目標着弾点とし、調整過程に成立する為替レートがこれを行き過ぎることをオーバーシューティングとよぶ。

この2つの解釈は、両立するときもあるが両立しないことも多い。オーバーシューティングの概念が経済学者に認識され使われるようになったのは、1976年にR.ドーンブッシュが後者の解釈にもとづくオーバーシューティングの発生を理論的に説明するモデルを発表して以来である。